JCE Japan Civil Engineering Contractors Association, Inc. 社団法人 日本土木工業協会
Topics 更新履歴 サイトマップ お問い合わせ
ホーム 協会概要 委員会活動 CE/建設業界 建設業データ集 リンク集 アーカイヴ
CE/建設業界
 
CE建設業界 2003年10月号 CE建設業界
 

<Contents>

 
インタビュー
座談会
意見・提言
日本の土木を歩く
金口木舌
建設の歴史散歩
研究余滴・野帳余白
フォトエッセイ
プロジェクト・ナウ
ダム風土記
今月の表紙
目次
   
ダム風土記  
 幸口ダム 山間に埋もれたダム
 
伊東 孝(Ito Takashi) 日本大学理工学部社会交通工学科・教授
写真 西山芳一(Nishiyama Hoichi)  

幸口ダム

上流側からみる幸口ダム 石張りは下流堤体面にみられるが、樹木が繁茂して、下流側からの撮影は困難である。大正十五年二月に竣工した県内最初の水道専用ダムだが、平成七年に廃止された。重力式石張りコンクリートダム、堤高二十・六m、堤長五十二・五m。
クリックで拡大画像を表示

 幸口(こうぐち)ダムについて、かねてから聞いてはいたが、一昨年、たまたま現地を訪れる機会にめぐまれた。愛媛県で平成十三年から近代化遺産調査が開始されたとき、お手伝いをすることになったからだ。現地へ行くとき、ひとつの期待があった。それは、ダムの年代からすると、石張りダムではないかという期待である。石張りダムは、コンクリートの打ち放しと比べ、表情が豊かで、味わい深いものがある。

 幸口ダムは、ロケーションもよかった。JR予讃線のカルバートをくぐると、そこは「千と千尋」の世界で、山と谷が迫り、蔓や雑草を鎌で切り拓きながら道を進まねばならない。十五分ぐらい山道を登っただろうか、木々の間から石積みの大きな壁がみえた。これが、幸口ダムの遺構だった。現在は使われていないので、ダムにはツタが繁り、小さな木々や草も生えている。わたしが訪れたときは水が涸れていたが、写真にみるように水をたたえるときもあるようだ。

(取材地 ・愛媛県)

 
   
 
ページTOPへ戻る
 
サイト内検索
WWW を検索 dokokyo.or.jp を検索
RSS
個人情報保護方針 著作権について
copyright